三角窓

昔の車にはフロントドアの前面に開閉式の三角窓が有り、
適当に外気を導入する事が出来て大変重宝したものだ。
現在の車はエアコン機能が充実した為か姿を消してしまったが、
山岳部などの空気の綺麗な場所をドライブするときなどは、
エアコンなしで窓を開け外気導入で走行する方が気持ちがいい。
その時の難点は後部座席はよいが運転席に直接風が当たらない
ことである。やはり山岳部でも風が当たらないと夏場は暑さが
きついですから。そこでインテグラの運転席に昔のような三角窓
の復活が出来ないかどうか検討してみた。以下はその結果ですが、
安価でまずまずの効果が得られたので、報告したい。
まずは完成し車に取り付けた写真です。鎖は100円ショップで調達
した物ですが、F.ドアライニングを止めるスクリュウクリップの
1個に固定し、突風を受けた時外れない為の備えとしました。
上下の位置はサイドミラーの視界を妨げないように--。


制作のコンセプトは--。
@ 安価であること
@ シンプルを心掛ける
@ 出来うる限り軽量であること
フロント窓は適当に開けることが前提である。従って取り付け場所は
窓ガラスにすることを考えた。当然軽くてシンプルであることが要求
される。窓ガラスにキズなどがつきにくいことも必要です。インテの
F.窓の内側には赤外線カットフィルムが貼られているので、特にこの
フィルムへの配慮が必要です。窓ガラスに固定する方法としては、ビス
やボルト類は使えないのでクリップ状の物が考えられます。100円ショップ
で適当な物を探した結果、エアコン吹き出し口に挿して使う写真の棒状の
香り剤を選びました。4本セット中の2本を使用します。最初楕円形の台
の部分をシリコンシーラで固定する方法を選びましたが、接着力が弱く
外れやすい事から3×10のスクリュウビス×2ヶに変更しました。これで
固定力も十分確保出来る事が分かりました。台の部分と風受け部分の
素材0.8mm厚のプラスチック板で、これのみだと風を受けたときに振動
が起こるので、両方に適当な大きさの1mm厚のアルミの補強板を追加し
てます。


上下2枚構成で蝶ネジ取り付け、風の方向を可変としてます。
台座の補強板は窓ガラスにはめ込んだ香り剤の振れ止めも兼ねる。
背面側です

結果はまずまずで、結構実用域に達していると思います。
台座の下面です。2枚のL型補強板を重ね合わせでビス止め、香り材を
両側から挟むように固定し振れ止めを兼ねる。



寸法図を添付します。

風受け部

導風の為にはやはりコの字型が良いようです。

台座

不要部分は適当にカットして下さい。