ドライブシャフトブーツ
R02.08(147000Km)㊨前輪内側及びタイヤハウス内にグリス汚れを発見。
先月のタイミングベルト交換時には無かったので、付着はつい最近のもの
で有ることが分かる。グリスの量もそれ程多くないし異音も出ていない。
この部分のグリス漏れはドライブシャフトブーツからの物で間違いない。
早速周辺を清掃し、シャフトを回転させながらブーツ全周をくまなく点検
したが、どこにも破れは見あたらない。おかしいがこのブーツからの漏れ
に間違いはないので、その場所を特定するためにブーツにビニールカバー
を付けて1^2Km走行してみた。すると漏れヶ所が判明したが、何と谷部では
なくて最大径の山の一部に僅かな凹みがあり、その中心部に目視出来ない
位の小さな穴か開いていたのです。おそらく走行中に何かの異物がヒット
したのだと思います。ブーツの交換が普通でしょうが、この外側のブーツは
長さ方向の山谷の数が従来の物に比較して多く作られており、寿命延長の
対策がなされています。ブーツの素材自体はまだまだ使えそうな状態なので、
交換以外の修理の方法を考えてみました。幸いにもキズ部が殆ど伸縮の無い
山部の小さな穴なので、接着剤で患部を埋めさらに養生テープを被せて
接着剤で固定してみました。
接着剤は"セメダインスーパーXG"で、特徴は屋外にも使え、ショックにも
強く、熱・水に強い、とある。万能型のようで、合成ゴム、軟質塩化ビニール
等にも適応できる。ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアセ
タール等は不可とある。凹凸面にもOKでショックや熱、雨にも強いとあり、
この場所の使用には申し分ない。ブーツはTPE,ポリエステル系熱可塑性
エラストマーで、上記接着剤はポリエステル系の弾性接着剤である。
JB5^6用アウターブーツ純正品番:44018-SFA-000
スピージー分割式 : BAC-KE10R


事前の読み通り、一週間後の現在も漏れはない。このまま使用継続です。
現在万一の場合のグリスの飛び散り防止のため、ビニールカバー装着です。
R02.10(148,500Km)前回修理の右前輪の外側ブーツにグリス漏れが発生。さっそくブーツ交換
を実施。ジヤッキアップして右前輪を外します。馬を噛ますのが安全です。
新ブーツの交換完成品です。分割ブーツの嵌め合い作業の難易ですが、組み付け剤を使用すれば
思っていたよりは簡単に出来ました。ライフの場合最初の組み付けは車体下部から大径側より
一気に3/4位まで、残りをタイヤハウス外側から行いました。
組み付け部の事ですが、念のため水分の進入防止の為を思い、シリコンシーラを塗っておきました。

ブーツバンドの種類:ブーツバンドには次の3種類があります。
(1)オメガバンド (2)ロッキンググリップバンド

(3)二重巻きバンド
旧ブーツ&ブーツバンドです。これはオメガバンドです。このブーツバンドは初めてお目に
かかりますが、再使用は不可です。DIY派の私にとっては、以前のようなバンドの方が好きです。
何故なら2^3回位なら再使用が可能だからです。今回使用した分割式タイプには
ロッキンググリップバンドが付いてましたので組み付けもやり易いです。

穴に被せたカバーは簡単に剥がれました。瞬間接着剤の効果はありません。グリスとの相性が
悪いのでしょうか?やはりブーツの穴を外部から塞ぐのは無理があるようです。

旧ブーツを取り外し、ユニバーサルジョイント内部 ジョイント内部に新グリスを注入し、
を清掃します。ジョイント内部にガタはないので、 グリス汚れを防ぐためにカバーを
再使用は可能です。ジョイント内部&ブーツ内部合計 取り付けておきます。
のグリス量は50~60gです。スピージー付属のグリス量
は30g程度なので少し追加しました。

分割式の新ブーツとロッキンググリップバンドです。この手のバンドの
場合は、組み付けはカナズチとマイナスドライバがあれば出来ます。
